シートゥーサミット ウルトラライト S.I マットのレビュー。
ポリウレタン入りの山岳用スリーピングマットの中で最軽量。
快適さを求めつつ軽量コンパクトなマットをお探しの方におすすめです。
RとXSのサイズ比較もあります。
シートゥーサミット ウルトラライトS.Iマットの特徴
サイズ
使用時 縦183cm×横51cm
収納時 径13.5cm
収納時 長さ26cm
厚さ2.5cm。 最低限の薄さながら底付きしてもウレタンのクッション性があります。
デルタコアVテクノロジー
垂直方向に肉抜きするデルタコアVテクノロジーは、必要な箇所のクッション性とサポート性はそのままに、体圧マッピングデータをもとに身体の部位に応じて内部フォームを肉抜きすることで20パーセントの軽量化を達成しています。
このテクノロジーによって快適性を損なわずにクラス最軽量を実現しています。
マルチファンクションバルブ
フタが閉まっている状態。フラットでコンパクト。
上フタを開けた状態で空気を注入します。逆止弁付きで空気が抜けることはありません。
空気が入っている状態で中央のボタンを押して空気を抜くことで微調整が可能です。
排気は大口で一気に解放できます。
中フタをひっくり返すことで排気用の逆止弁になりに空気が逆流入しません。
マット表面
軽量で擦れるノイズの少ない30Dポリエステル。
テカテカの表面じゃないので汗ばんでもベタベタしません。
アンチスリッププリント
マットレスの上下にアンチスリッププリントがあります。
表面はマットとシュラフが滑るのを防ぎ、裏面はテントのボトム生地とマットがズレるのを防ぎます。
ピローロックシステム
ピローロックシステムとはエアロピローをマットに固定して就寝中にずれないようにする機能。シートゥーサミットの全てのスリーピングマットにはピローロックシステムのパッチが付属しています。点線で位置が記してあるのでそこに貼るだけです。
リペアキット
パンクトラブルに素早く対応できるリペアキット(補修パッチとシリコンバルブ)が付属しています。
使い方
セットアップ
ウルトラライトS,Iマットは口で膨らますこともいけなくはないですが大変です。
別売りのエアストリームポンプサックを使えば2回ポンプするだけですぐにセットアップできます。
エアストリームポンプサックはこちら▼
撤収
大口バルブを全解放して一度ザクっと丸めていきます。
丸め終わったところでバルブをひっくり返して止めます。
そうすることで空気の逆流入がなく排出だけできるようになります。
次に再度広げてから縦に半分に折り曲げてクルクル巻いていきます。
一度空気を抜いてあり逆止弁になっているのでこの時は本当に軽い力で形を整えながら丸めていくだけ。
最後に体重を乗せて余った空気を出しきり、バルブを完全に閉めます。
これだけきっちり畳めばスタッフサックに余裕で入ります。
XSとRのサイズ比較
XSは125cm、Rは185cm
XSは125cm Rは183cm 幅は同じ51cm
重ねてみるとこんな感じ。
Rは173cmの私がピローを使ってちょうど良く、XSは子どもが小さいのでまだ収まっています。
収納時 径 XS11cm R13.5cm
長さは同じで26cm 重さ XS385g R550g
XSはウルトラライト志向で少しでも荷物を軽量化したい場合にも使えます。
ポリウレタンの快適性を上半身で使い、膝下はマット無しで寝るスタイルです。
パタシンの見解
シートゥーサミットのマットはマルチファンクションバルブが秀逸です。
小さい回すタイプのバルブは吸気と排気のどちらにもストレスを感じていました。
吸気では逆流し、排気も同じく逆流するうえ少しずつしかできないので時間と力がかかります。この問題点を一つのバルブで全て解決し設営撤収がとても楽になりました。
またウルトラライトS.Iマットはウレタン入りマットの中で最低限の作りでありながら丈夫で軽量コンパクト。私はエアーのみのマットが苦手なので山用にこれを使っています。
価格もリーズナブルなのでおすすめです。
・価格 |
XS=8,690円(税込) |
・重量 |
XS=385g |
・外寸 |
全長×幅: |
・サイズ |
XS、S、R |
・収納サイズ |
XS=径11×26cm |
・厚さとR値 |
厚さ=2.5cm、R値=2.6 |
・製品保証 |
あり |