NIKE【Air Zoom Victory】 レビュー
ナイキ エアズームビクトリー レビュー。
スパイク版アルファフライ!
カーボンプレートと前足部にエアーを搭載した、トラック用の高性能厚底スパイク。
800m・1500mの中距離種目でスピードを発揮したい方におすすめ。
Details
デザイン
このシューズは2021年のオリンピックカラー。
アッパーのアトムニットは通気性がいいメッシュ素材。
インソールのピンク、ミッドソールのオレンジ、エアーのイエローと鮮やかなカラーリング。
カーボンプレート・エアー
前足部のエアー。黒いのがカーボンプレート。
タータントラックのゴムと相まって、物凄い反発を生み出します。
フォアフットでピョンピョン飛ぶとめっちゃ楽しいです。
ミッドからヒールにかけてはZOOM Xを搭載。
ただこのシューズはアルファーフライと同じように、フォアフット前提のスパイクです。
フォアとミッドの間が表面のプレートでつながっているのでアルファーフライほどのギャップがありませんが、
フォアフット・フォアよりのミッドフットまででないと非常に走りにくくなります。
ポイント
ポイントの数は6箇所でバランスのいい配置。
シューレース
アルファフライト同じ薄いシューレースを使用しています。
ヒール・足首周り
初めて見た人は何これってなりますが、ヒールに丸い穴が空いています。
これはほとんどのナイキスパイクで採用しているもので、かかとの丸みがそこに収まるようになっています。
プラスでヒール横にクッションがあり、フィット感を高めています。
ピン
付属のニードルピンと取付け器具。
日本ではニードルピン使用禁止の場合が多いので、平行ピンを使っています。
(左が平行ピン。右がニードルピン)
ゴールドカラーのものがアシックスから発売されていましたのでこれにしました。
平行ピンの長さは5mm。
ゴールドカラーが際立っています。
個人的見解・まとめ
陸上スパイクの進化も物凄いです。
私は高校の時にも陸上中距離をやっていましたが、当時はペラペラでカッチカチのものしかありませんでした。
足が痛くなり疲れるのでスパイクに対して苦手意識を持っていました。
20年以上の時が経ち、とんでもないスパイクを手に入れました。
カーボンプレート、エアー、ズームXの厚底スパイク。
昔のスパイクとは全く別物で、楽しくトラックを疾走することができます。
その分使いこなすにはシューズに自分を合わせていかなくてはなりません。
走り方はフォアフット前提で、フォアで速く走ると力を発揮します。
でもヒール寄りで着地すると走れたものではありません。
さらにスパイクで引っかかりも強いので、強靭な身体が必要になります。
これは普通のロードランニングに比べると全然違うところです。
長い距離は走れないので、私は800m専用で考えて購入しました。
短い距離でもいいのでバシッと速く走りたい。今はそんな願望の方が強いです。
このスパイクをしっかり履きこなせるくらいに自分の能力を高めていけば、おのずとタイムは縮まっていくでしょう。
ただ身体への負担が大きいので、ケガをしないように調整しながら取り組まないといけません。